東ペリオ② 熊本の歯周病セミナーへ参加してきました。
こんにちは歯科医師の菊地 正高です。
熊本名物 熊本ラーメンです。 豚骨ペースの ニンニクたっぷりらーめんです。
これから セミナーなのにいいのだろうか???
今回は歯周治療の成功の秘訣について勉強してきました。
実は 歯周病は ただ歯医者にきても治りません。歯科医師も歯科衛生士もただ治療しても 歯周病だけは治せません。
じゃあ どうするかです… 誰が 治すかです
それは 自分です! あなたです! 歯周病は自分で治すのです。
だけど患者さん1人では絶対に治せません。本気で治したいと思った患者さんのみ治せます。やる気のない患者さんに私達、歯医者がどんなに頑張っても恐らく半分しか治せないです。しかもその状態ならばすぐに再発します。
なぜなら 歯周病は、日々のお口のお掃除状態が良くない人が何十年も長い年月をかけて、すこしずつ、痛みもなく進行していく生活習慣病だからです。
歯周病は ほとんど痛みがないというのが発見を遅らせるの最大の理由です。
ですので初診で見えた患者に一番重要なのは、今の現状を理解して頂き、歯周病治療がいかに重要か、何故必要か理解納得して頂く事です。
経験的に歯周病が悪い人程、自分の口に無関心で平気で治療中断します。
そもそも歯周病が悪い方ほど自分の歯が悪いなんて思っていない人が多いという事です。歯周病はどんなに悪くなっても痛くなりにくく、本当に困るような症状が出た時には、もう手遅れになってしまっている事がたくさんあります。
都合上、毎日四六時中患者さんを見ることはできないので,普段は患者さん本人の清掃が非常に重要になります。歯周病の原因は、磨き残しがあるという事です。歯医者にこない患者さんは磨き残しがある場所は半永久的に汚れたままです。背中を洗おうと思っても手が届かない所は洗えないのと同じ考え方です。
要は磨き残しがない完璧な歯ブラシができれば良いわけです。そう考えるととても簡単です。しかしほとんどの人が完璧な歯ブラシができません。
何事も練習が必要です。2、3回練習してできるならば天才です。歯ブラシが本当に上手な人は20回も30回も練習をしてようやく上手になるものです。
それでも歯ブラシ名人には中々なれないものです。林歯科では定期検診で長く通っている患者さん程、歯ブラシが上手です。私ども歯科医療従事者 の役目の一つは歯ブラシ名人を患者さんの中から多数輩出する事です。
懇親会は カレーがウリのオシャレ居酒屋でした。